運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

「環境とエネルギー」のフォーラム

遠大なテーマを、ふるさとづくり事業のひとつとして2年間続けてきましたが、最終回を識者のフォーラムで閉めさせていただきました。
ご参加いただいた皆さまに、こころからお礼申し上げます。

関心のたかまり
正直なところ日常生活と密着しない環境とかエネルギーをテーマにして、どれだけの人が集まるか不安でした。早朝にしては多くの方々が来場され、多方面から熱心な質問が出されたことで昨今の地球温暖化、低炭素社会への強い関心のひろがりを実感しました。
以下、印象に残るやりとりから。

基調講演(北村正晴 東北大名誉教授)から
マスコミでも連日とり上げている石油エネルギー消費と地球環境問題について、分かりやすい説明の中から、いま世界の食料事情が激変していること、食料を育てる水需要を換算すれば、食料輸入に頼る日本はすでに大量の水輸入国になっていること、今後の世界は食料と水資源の問題がクローズアップされること、などの指摘は新鮮でした。

質問者から
リサイクル製品にかかる費用とバージン製品の関係、ビニールハウス栽培など食料生産の問題点、コンビニの24時間営業など電力多用社会への疑問、大量消費や過度なクルマ依存からの脱皮努力など身近な問題が提起されました。
一方、資源のないわが国の安定したエネルギー確保は、原子力発電の安全技術を確保して積極的に進めるべきではないか、石油争奪が激しくなる中で、天然ウランも高騰しはじめて、その見通しはどうなのか、という専門的な指摘もありました。

パネラーから
ハウス栽培品やコンビニなど流通問題は、生産・商業者と消費者の関係をふまえて、現状では社会的な要請になっている。クルマ産業は生き残りをかけて環境問題に取り組み中。
企業もクールビズやノーマイカーデー運動の推進、ライトレールをはじめとした公共交通利用などに積極参加しはじめている。ゴミ抑制、再利用、再資源化の3R運動は国家的な要請。安全管理のもとに原子力発電をエネルギーの基本ベースとすることには全員賛成。
ウラン原料は政治的に安定した国家間の協調体制に、第二のオペックは考えられない。核分裂から核融合という新技術研究の国家的なとり組みも視野に。など話し合われました。

生活と地域社会のなかに
テーマの範囲が大き過ぎて明快な答えはありません。が、これ以上地球がうめき声をあげないよう一人ひとりが、省エネなどできるところからとり組むことだと思われます。
パネラーから「いま山が荒れて廃村がいたるところに見られる。カネ勘定でなく森の手入れや畑仕事に企業参加を促している」。明日に期待できるまとめの言葉でした。

投稿者 管理者 : 2008年02月13日 09:22