運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

今年の展望

恒例の出初式は、きびしい寒気のなかで伝統的なはしご登りに裸放水も加わり、防災防火にかける心意気が感じられて頼もしいかぎりでした。
それに比べて、年初から経済の先行きがパッとしません。
原油の異常値上がりとアメリカのサブプライム問題で、世界的な景気減退が懸念されはじめました。
新年会の話題などから、僭越と思いますが、私見を述べてみます。

低炭素社会

福田首相の施政方針演説を聞いて、あまり耳慣れない言葉でオヤと思いました。
簡単にいえば、社会全体で温暖化の原因とされる二酸化炭素排出を少なくする産業と生活のシステムづくり、洞爺湖サミットの中心テーマです。昨年の環境白書から使われはじめましたが、以後一般化するものと思われます。
わが国の省エネ技術を活かし、排出量にどう取り組むかが問われます。遠い話しだった地球環境問題が、私たちの生活の周辺で語られるようになってきました。
地域のふるさと講座で2年間にわたり「環境とエネルギー」のテーマで勉強会を続けてきましたが、まさか国の重点政策の一つになるとは、当初思いもしませんでした。

値上げラッシュ

考えてみれば、いかに私たちの生活周辺が石油にかかわっているかに驚かされます。
灯油だけでなく、いつも口にするものまで軒並み値上げラッシュです。これで給料も抑えられれば、財布のひもを絞らざるを得ません。耐乏生活という言葉が頭をよぎります。
それに加えて、上下水道料金が今年4月から値上げが確実視されています。当初、水道料で17%、下水で約10%の予定でしたが、なんとかそれ以内で収まるよう努力しているようです。昨年暮れの水道幹線の応急工事は、すばやい対応でことなきを得ましたが、上下水道は生活に密着しているだけに施設の更新が欠かせません。追い打ちをかけるような公共料金の値上げは痛いのですが、これはガマンしなければなりません。

社会保障の行方

私の年代で集まると決まって、親の介護か、わが身の老後の話題になります。私に介護施設入所の相談を受けますが、私も老親の同じ問題で頭をかかえています。
介護保険は、親の面倒を公的に見てもらえるものとして画期的な制度ですが、希望者が多く、施設をつくっても追いつかない状態です。平均寿命が60代のころは、親を自宅で世話するのが常識でしたが、いまや60代は現役世代で、仕事優先になっています。
今年4月から、後期高齢者(75才以上)医療制度がスタートし、加入者全員が個々に保険料を納めることになりますが、医療費負担はほぼ従来のままです。これは増え続ける医療費を受益者が応分に負担し、現役世代の負担を減らそうという新たな制度です。
いま、政局不安で鳴りを静めていますが、消費税をどうするかが、年金もふくめて社会保障の行方を左右します。今年は政治だけでなく、社会保障も大きな節目を迎えそうです。

投稿者 管理者 : 2008年01月22日 11:27