今年を振り返って
歳のせいか、一年がアッという間に過ぎます。一年の印象に残ったことを述べてみます。
物価値上がり
一昨年来、石油の値上がりが激しく、いずれ生活必需品にも影響が予想されましたが、年末にかけてタクシーや食品など石油関連がそろって値上げになってきました。
値上がりの背景は、原油高による原材料高騰というだけにタチが悪く、景気の立ち直りにも影響がでてきそうです。石油争奪に中国、インドが参加しているので、一度上がった石油関連価格の下方修正は先行き望めません。
地元で、身近なテーマで社会の問題を探ろうという【ふるさと講座】は、二年継続のテーマ「環境とエネルギー」で講演と現地学習を続けています。そのなかで浮かんでくるのは、原子力を安全活用できる技術の確立が一刻も急がれることでした。その安全性が原発の事故隠しや地震によって根底から揺らいだことは、まことに残念なことでした。
けれども、これを機に原発の安全管理が徹底的に見直され、例え一時の停滞になっても、原子力の安全技術立国こそが、わが国の目ざすエネルギー政策のかなめと思われます。
バス路線の廃止
ライトレールは、いまや国内の役人や交通関係者で知らないものがいないほど、注目されています。単に、廃線予定の鉄軌道を再生したにとどまらず、公共交通を軸とした「コンパクトなまちづくり」のさきがけ事業の成功例として高い評価を受けています。
ただ、並行する定期バス路線の廃止は、地元から直かに中心商店街へ出られなくなり、マイカーを使えない交通弱者の方に大きな不満がつのりました。
炎天下、千軒あまり聞いてまわりましたが、女性高齢者には感情的な意見もありました。
本会議でもとりあげ、対策を訴えましたが、富山駅経由の路線バスがあり、全市的にみても不便地帯とみなされず、直ちに復活はムリとのことでした。
現在、中心商店街へは、乗りかえの不便と運賃加算がありますが、6年後に富山駅の高架化でライトレールと市電がつながれば、ほぼ解消されることです。その間の手当てを市へ粘り強く働きかけますが、現状のバスを利用する努力も住民側に求められます。
議長経験
私個人としては、三月議会終了までの一年間は、市議会の議長として生涯もっとも多忙な一年でした。とくに、ライトレールは長年の主張であり、その開業が重なり気持ちも高ぶりました。それだけに、今年になってバス廃止の地元不満のうっ積におどろきました。
議長在任中に地元の環境整備をすすめることができたことは幸いでした。ほぼ校区内の消雪化が終ったことや側溝改修、下水道の敷設など、議長の役得だったかもしれません。
地方議会では議長は経験してみるべきものと言われます。名誉なこともありますが、交際範囲がひろがり、見識が深まるからです。ご支持いただく皆さまに深く感謝申し上げます。
私は「つねに全市的立場で」をモットーに政治活動をしてきましたが、バス路線問題では板ばさみになっています。しかし、私を支えて頂いているのは地域の皆さまですので、今後とも地域のために最善の努力をしてまいります。
今年は社会的にも私個人にも変化の大きな年でした。よいお年を迎えられますように。
投稿者 管理者 : 2007年12月15日 11:50