運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

森林環境と自然エネルギー活用の見学(報告)

9/23〜24(1泊)で木曾を中心に関連施設を見てきました。今回の目玉は、裏木曾の加子母(かしも)と二日目の太陽電池科学館(サンヨー・ソーラーアーク)でした。要点と感想をお知らせします。

加子母—引き継がれている森林育成地域

○ 高級建材・東濃ヒノキの産地。ヒノキ材中心で作られたふれあい館で、藩政時代から家業が山守役だった内木哲朗氏(現総合事務所職員)より東濃の歴史と山林の保存育成など説明を受ける。
日露戦争(明・37)当時に建てられ、今も活用されている木造の芝居小屋・明治座を見学したあと、同職員・桂川利也氏の案内でヒノキ林の現況と問題点を聞いた。

○ 山林が9割以上占める旧加子母村は、尾張藩の直轄以来、乱伐と統制が繰り返され、400年の苦難のなかから、今見るヒノキ美林の育成サイクルが保たれている。
後継の人材育成、治山に配慮した計画的な植林と間伐の徹底、作業を可能にする林道の確保、国内産を使った木製品の振興など問題点の指摘があった。

○ 子どもや親に森の大切さを教え、若手大工、建築家、大学生を交えた森林環境教育の先進地。木に親しむことで環境問題との関わりを考えたい。(今泉安明企画委員の感想)

太陽電池科学館—自然エネルギー活用を考えるセンター

○ 三洋電機が創立50周年を記念して、5千枚余の太陽電池パネルをめぐらせた太陽光発電のシンボル的建造物。4本の柱で浮かぶさまは、現代の方舟(はこぶね)とも。

○ ここの発電量は晴天でもせいぜい一日、一般家庭をまかなえるのは60戸位。風力、波力、地熱、バイオなどの発電は広い意味の自然エネルギー関連だが、原子力、火力、水力の発電量にはかなわない。水力は環境への影響、火力はCO2排出で問題があり現在は原子力が主力になりつつある。が、放射能、最終処理、耐震など解決すべき題が多い。
自然エネルギーの利用開発は、電力需要のピーク時をならすことに意味があり、原子力は問題ごとに明らかにし、人間の英知で克服しなければならない。
科学館では、ニュートリノの観測などにより太陽の仕組みが解説されていたが、将来のエネルギー利用は核分裂でなく、太陽の根源である核融合に向かうのかもしれない。海水からの重水素とヘリュームで資源は無限に近く、放射能の危険もないといわれる。今世紀中の開発はムリらしいが、人類の夢を託したい。(上田清成企画委員の感想)

投稿者 松本弘行 : 2007年09月28日 09:57