激震 走る!
選挙期間中の広報は、禁じられているので控えていましたが、参議院選の結果には正直、驚きました。選挙運動も従来のやり方を変え、地元密着に徹した結果は、自民党の比例区劣勢を確信させるものでした。が、富山選挙区の逆転劇は「まさか!」と絶句しました。
思えば交差点での呼びかけに、いつも手を振って応える建設関連、農業、公務員の人たちは冷淡でした。畏友から自民党へのきびしい批判も寄せられています。この鉄槌を機に、足もとを洗い直さなければ、私自身の明日もないことを実感しました。
ライトレールの陰で
廃線予定のJR富山港線を、駅北の幹線道路に乗り入れ、路面電車化による再生で、富山市北部への利便性が高まり、公共交通をテコにした新たなまちづくりとして、いまや全国的な注目を集めていることは喜ばしいことです。(左写真 渋滞する永楽町交差点付近)
ただ、市の中心部・西町から並行していた定期路線バスが廃止されたことは、バス利用者にとって中心部へのアシを奪った結果になり、「ライトレールは地域にメリットどころか、不便にしただけ」という不満が高まっています。問題化しているだけに一軒一軒聞いて回ったところ、路面電車化を進めた私に対して、逆風が吹き荒れていました。
話し合い
富山港線で唯一廃止された富山口駅周辺は、新幹線工事と重なり完全な交通空白地帯になっています。この機会に住民に集まってもらい、行政側との話し合いの労をとりました。
集会の公民館が高齢の方々であふれたことは、いかに憤懣が大きいかの証でした。発言の多くは、港と市中心部を結ぶ由緒ある幹線道路・岩瀬往来にバスの路線がないことは、中心市街地の活性化という市の政策の柱と矛盾しないか、に要約されます。
公共交通政策の難しさ
これまで行政がアシの問題に手をつけられなかったのは、一方をよくすれば他方で同等のサービス要求が噴出するためです。合併で市域が広がった地域では、もっと不便な地帯が山積しています。が、ここは中心部と隣接していながら、JR北陸本線と交差する岩瀬往来をアンダー化したために南北を分断され、商店街が一気に衰退したいわくつきの地域です。
打開策
路面電車化している市道の拡幅で永楽町交差点付近に新駅をつくれば一部緩和されますが、もともと富山駅は歩ける距離です。本当の便利さは、新幹線後に市電の環状線とつながり中心部に直行できる時期ですが、皆さんは「10年後を待てない」とおっしゃいます。
集会では、打開策として既存のコミュニティバス・清水町ルートの迂回案、奥田中学前—西町間のフューダーバス新設などが提案されました。市からは、地鉄との話し合いや、どれだけの利用者があるか、という採算見込みにかかっている現況の説明がありました。
私は地域の皆さんの切実な要望を議会活動でも訴え、地鉄幹部へ直接申し入れもし、市長もこの問題に苦慮しています。けれども行政としては、部分の要望に応えるには限度があり、サービスの際限の無い波及は、税金にハネ返るという私たち自身の問題になります。
私たちは、常に市全体の視点を忘れずに、注視していくことが大切です。
投稿者 松本弘行 : 2007年08月03日 16:34