変りつつある議会
先にお伝えしたように、今議会から議員の一般質問は、年一回とし、従来の一括質問と一問一答方式の選択制に変りました。二日間で十二名、半数が一問一答に挑戦し、効果はどうだったか? 私はそれなりの成果があったと評価しています。
この質問方式は、質問者が自由に議案を選び、自分の考えを明らかにし、政策の趣旨を問いただしながら、議論を深めてゆくものです。従って、政策の把握に基づいた理論展開が不可欠です。単に当局の説明を求めるだけでは意味がありません。
議員の技量
あらかじめ質問項目が出され、中には当局の強い求めで原稿文の提出もあったようです。が、議論を白熱化させるには、質問者も大きなテーマにしぼり、そのつど質問を重ねながら掘り下げるべきです。
当局は答えの正確を期すため、詳細な原稿を求めがちですが、部長答弁はどうしても原稿に頼りすぎて限界があります。今回、緊張感と新鮮さがあったのは、ノー原稿で政策を雄弁に語る市長の積極姿勢にありました。
結局、一問一答は、政策の最高責任者に対して、政策の細部ではなく、その理念を問いながら、自己の考えと対比させるかという、議員にとっても技量が問われる方式なのです。
一長一短
全員が、予期した効果を上げたかは疑問です。一括質問には、議論を順序よく組み立て、従って当局からは練られた答えが得られるという利点があります。予算議会の代表質問は、当然一括方式が望ましいものです。今回、半々でよかったのかもしれません。議会も当局も、慣れることと、たゆまぬ研鑽が必要であることが分かりました。
議案質疑
今回から初めて一日設けられました。常任委員会に付託される議案を、だれもが本議会で質疑できます。ただ一般質問と違い、会派議員数で持ち時間が按分され、質問できるのは議案のみであり、自分の考えや要望を述べてはなりません。従って、議案が少ない6月議会では、先行者が有利で、後になると持ち時間を使えないで終る議員もいました。一年間の様子を見て、改善の余地があるかもしれません。
市民に関心もたれる議会へ
今回の試みは、一人や少数の会派から異論も出ましたが、いかに議会を活性化させ、市民の期待に応えるかにありました。それは議員一人ひとりの資質が問われていることに他なりません。議員は地元要望の代弁だけでなく、市全体を見る視野が求められます。
環日本海時代へ
21世紀は、明らかにアジアの時代がはっきりしてきました。いまだ緊張も続いていますが、交流の海、交易の十字路になりつつあります。特定重要港湾・伏木富山港は三港それぞれが特色をもっています。(仮称)新湊大橋も巨体を現しはじめました。この後は、富山外港計画が課題になってきます。県・市が一体になった運動展開は待ったなしです。
投稿者 松本弘行 : 2007年06月19日 08:45