運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

スタートの季節

 4月は新年度のスタート月。入社、入学、諸般の新しい人事だけでなく、待ちかねたように春の花が一斉に花開き天地に生気がみなぎります。明るい陽光に期待もふくらむ反面、不安も同居する複雑な季節です。(左・環水公園)

統一地方選挙
 富山県は、知事選も市議選もなく、県議選のみ行われました。私も地元のさまざまな政策課題が一致する地域選出の県議を支えました。みごと当選できたことは皆さんのご支援の賜物です。こころから感謝申し上げます。

選挙戦の教訓
 今回の県議選で、これからの選挙対策として、二つの感触をえました。
 ひとつは、投票率の著しい低下に対して。とくに私の地元は50%を切っているので、二人に一人は棄権という現状です。二年前の私の市議選で地域をまわりながら、支持を表明されても投票場へ行く体力のおぼつかない人が、いかに多いかを実感しています。
 二つには、高齢者は政治の関心が高くても、体の不都合で投票忌避の傾向が増えることと、若ものの無関心ぶりがますます顕著になってきたことは頭の痛い問題です。個人演説会場に参加される顔ぶれが、それをはっきりもの語っています。
 候補者が支持される基本は、日ごろの活動に尽きます。が、今後高齢者の投票率低下は避けられないにしても、その対策をどうすればいいのか、加えて若ものの政治参加には、魅力ある政策提供とそれを核にした支援者のネットワークをどう創り出すか、がポイントになりそうです。企業や組織頼りの過去の手法が通用しなくなってきたことは明らかです。

原発問題
 私の地域では、昨年から「環境とエネルギー」をテーマに講演や現地学習を続けています。身近なゴミや住環境問題から風、水力など自然エネルギー活用の現状を学び、今年度はいよいよ原子力利用について一連の企画を立てていました。
 地球温暖化や資源の現状から、わが国のエネルギー対策は「安全な原子力利用を世界に先駆けて確立すること」にあるとの観点からです。その矢先に電力各社のトラブル隠しの発覚は、まことに痛恨の極みでした。

明日に向かって
 原子力は素人にとって理解が難しいうえに、世界で初めての原爆体験の恐怖が残り、核分裂、放射線と聞いただけで拒否反応をするひとも多いはずです。
 残念なことに世界的な現状をみても、原子力の安全管理技術の確立には至っていないようです。だからこそ原発システムは、たとえ小さなミスやトラブルも看過せずに情報を徹底公開し、一つひとつ改善を積み重ねる、この地道な努力こそが原子力利用技術の先進国になりうる必須条件と思われます。
 今回の事故かくしはまことに残念でした。が、単に原発各社の特殊事情ではなく、企業組織に内在する問題として受け止め、総点検の契機とすべきです。決定的な大事故に至らなかったことは幸いでした。私たちのささやかな試みも、原子力が注目されるこのようなときこそ、正しい理解のために予定通り進めることにいたしました。

投稿者 松本弘行 : 2007年04月12日 17:30