明と暗
雪なしで正月が終りそうです。私がもの心ついて初めての経験で、ありがたい反面、なにか反動があるのではないかと不安もあります。
富山は昨年から、廃線予定だったJR富山港線をライトレールに衣替えして、全国的な公共交通復活の足がかりを得たことや、それを軸とした「コンパクトなまちづくり」、中心市街地の再生策など、活気のある話題で好天と相まって明るい幕開けを予想させました。ここに来て「エッそんなことが・」と思わせる出来事で、全国の注目を集めています。
誤認逮捕事件
まちがって逮捕された男性が二年間余り、黙って服役していたことに驚かされます。捜査の段階で問題があったようですが、それにしても信じられない事件です。
これを機に、人権問題や裁判員制度について関心がたかまると思われますが、県警の謝罪に対して「そっとしておいてほしい」という男性の言葉に、本人や親族のいい尽くせない労苦を象徴しています。
耐震偽装問題
まさかと思われる事件が足元から飛びだしたことはショックでした。アネハ騒動から囁かれていた懸念が収まったころに突如であり、しかも富山市の信用ある大手設計事務所だけに驚きです。当社は多くの公共建造物を手がけていますが、自治体発注のものに果たして手抜きをする必要があるだろうかという疑念がわきます。どこかに標的が向けられている不気味さを秘めています。
川嶋哲郎
日野晧正(トランペット)山下洋輔(ピアノ)という日本ジャズ界の第一人者に伍して川嶋哲郎(サックス)が県民会館を満席にして熱演しました。先輩たちの貫禄と余裕には及びませんが、いまや郷土が生んだプレイヤーとして内外に誇れる実力を備えてきました。私の中学の後輩であり成長を見守ってきましたが、ここにきて自己のスタイルが出来つつあることは先が楽しみです。大ホールでトップと競演できる喜びとふるさとの暖かい歓迎振りに思わず絶句していましたが、私も「よくぞここまで」と目頭が熱くなりました。
学校給食費の未納
県によっては5〜6割も払っていない実態が明らかになり、親の理由が払えるのに「払わない」が6割と聞くと、いったい親としての資格があるのかと怒りを覚えます。
幸い富山県は、納付率全国トップであり、未納による子どもに与える影響を考えると教育に対する健全な考えが働いていることは誇っていいものです。
亥年の富山市
マスコミ報道では注目される都心地区での人口減少に歯止めがかかってきました。富山市は北陸新幹線7年後の開通をひかえて、100年に1度の大改造が始まっています。市長の先を見通したスピード感ある政策が、各方面から賞賛されています。
「好事魔多し」イノシシの突破力と同時に「細心さ」も備えて、これから始まる真の正念場を切り開いてほしいと切に願うものです。
投稿者 松本弘行 : 2007年01月28日 17:52