運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

18年12月議会で

26_p3.jpg今議会の一般質問は、次年度予算編成、教育問題、新総合基本計画におおよそ絞られます。予算編成方針は、68億円の財源不足に対して、あらかじめ政策的なものを2割、事務的経費は5%カットを明示されていました。以前なら国の地方交付税だよりでしたが、財政改革の目玉として大幅な削減が続いています。
さいわい富山市は、借金があるとはいえ16年度から徹底した緊縮財政により、合併特例債などの運用で健全財政を堅持しています。来年は団塊世代の退職金が重荷になりますが、いち早い手当てが効いて何とかしのげる見込みです。

改正教育基本法
今国会で教育基本法が改正されましたが、これで世の中が劇的に変わるわけではありません。議会質問でいじめを中心に誰もが教育問題に触れますが、自分の足元や日ごろの実践をかえりみれば、いずれの質問も答えも切迫さに欠けています。
私自身も親から受け継いだ家族のイメージを子へ伝えたつもりが、孫の成長をみるにつけ家族は大きく変質してしまったことを痛感します。しかしどこかで、家族を中心に社会の規範や公共への精神を考え直さなければ、健全な日本の将来はありません。今回の改正がそのきっかけになることを、一人ひとりが真剣に受け止めるべきです。

都市の大改造
北陸新幹線の通過は、有無をいわさず都市を激変させます。策定されて議論された新総合基本計画は、8年後の新幹線開通を軸に想定した富山市の将来構想です。あらゆることに中心があり、その求心力が全体を支えています。都市も同様に、中心の総合した力が周囲へ波及して行くものと考えられます。
いま富山市は、公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりを基本理念に、なかでも中心市街地の再生に全力をあげています。いまや中心地は、富山駅高架化によって富岩運河周辺にまで広がり、中心街と駅周辺の二極化問題をかかえますが、環日本海の雄都を目指すスケールの大きな改造が始まっています。今回、国の認定を受ける中心市街地活性化基本計画は、今後の富山市をデザインする100年の大計といっても過言ではありません。

ぶり・ノーベル出世街道まつり
正月用の塩ぶりが、飛騨街道(国道41号)経由で信州まで行き渡っていたことは、よく知られています。高山のセリ市場から各地に運ばれたため「飛騨ぶり」と呼ばれていたようですが、流通の激変で忘れられてきました。その記憶を呼び起こし、飛越と信濃地方の結びつきを強める意図で、富山商工会議所が中心にこのイベントが始まって、すでに8回目を迎えました。
その間、41号線沿いに4人のノーベル受賞者の出身地や関連施設があるので、表題に変えています。毎回、招待され市内4ヶ所のイベントを見て、地域行事として定着しつつあることを実感しました。ただ飛騨古川まで地元の対応に熱いものがありますが、高山、松本両市はいまひとつの感があるようです。今回は、両市の暮れや新年行事にあわせる新しい試みで効果が期待されます。飛騨・信州との交流は、物流が変わっても山岳をめぐる観光の視点で一層強めなければなりません。

投稿者 松本弘行 : 2006年12月22日 10:33