運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

秋たけなわ

市議会議長は多くの地域の催しごとに招待されます。当初「高岡・万葉朗唱の会」に出場のつもりでしたが、「佐々成政さらさら越えイベント」の成政役は議長職とのことで、前者を断り参加しました。戦国武将・成政が厳冬期の立山越えをしたという伝説に基づいた現代版イベントです。昨年の初回にも随行したので、おおよその要領は分かっていましたが、主役を演じて「移動するイベント」の問題点も見えてきます。(写真・大山行政センターの出発式) 

時代まつりの意図
時代衣装をした行列が練り歩いて観客を楽しませるお祭りごとは、祇園祭りをはじめ全国にみられます。「さらさら越え」は、観光地立山をさらに面白くし、国際的にPRする意図で、関係する商工会議所が企画されたものです。30名近い一行の衣装、宿泊など費用もかかるのでそれなりの効果を出さなければなりません。

改善点
本来、限られた場所をねり歩き伝説を楽しんでもらうべきところを、移動時間の関係もあり、その場に居合わせた観光客にしか効果が及びません。今後は事前のPRや館内放送などで人寄せにひと工夫のいるところです。けれども初回に比べアピール度は格段によくなりました。むしろこのイベントは、立山を国際化する目的にそって、人気俳優を使うなどのショウ化に努め、その画面を国内外のPRに使うことだと思われます。今回、雨風のため屋内演技になり、反って混雑のなかで歓迎をうけ、とくに台湾の人たちに喜ばれました。

真の「もてなしの心」
成政は、大町側にくだり野口の村人に温かく迎えられ、いまも奉納したと伝えられる姥像を大切に祭っています。「さらさら越え」の終点ですが、住民あげての歓迎ぶりにいつもながら感動します。昼食は一汁一菜のシンプルなものですが、一つひとつに込められた温かさが感じられます。立山観光ルートからはずれますが、悪天候をカバーする山岳観光の落しどころ「もてなしの心」を学ぶところとして、イベント最終地にふさわしいところです。

富岩運河の水辺遊覧
富岩運河は直線距離が長く単調な風景であることが、しばしば指摘されています。私はそれを解消するには、機動力のある遊覧船を使うことだと主張してきました。幸い県・市・商工会議所の協力をえて、松川で運行している観光船を運河まで運び、「運河まつり」に間に合わすことができました。当日は天候不順でしたが、ほぼ満杯の盛況でした。

夜の観光名所
10月10日の好天日に焦点をあて、地域でナイトクルーズを企画しました。個人の祝賀会を兼ねたものでしたが、参加者は暗闇に浮かぶ幻想的な光景に感嘆していました。なかでも直線コースから舟だまりに曲って、突然現れる天門橋背後のビル街の都市美は、呉羽の峠で車窓から瞬時に広がる立山の眺望に匹敵するものです。立山のパノラマは好天時しかも日中ですが、天候に左右されない夜景であるだけに新名所たるを疑いません。

投稿者 松本弘行 : 2006年10月11日 09:42