運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

9月議会の印象

今議会では、新エネルギーを複数の議員がとりあげたことが印象的です。過去にこのテーマをとりあげるものは稀でした。同様に、富山の水辺を活かそうという主張も活発化してきました。前者は、原油の高騰が史上高値になり、生活に深刻な影響が出始めたことが背景にあります。後者は、新幹線のストロー(吸いとり)現象に対し富山の独自性をどう打ち出すかの視点からです。

(図:富山市のエネルギー需要量の推移と将来予測)

エネルギー問題への関心
私の地域では、今年から2年がかりで「環境とエネルギー」をテーマに勉強会(ふるさと講座)を開き、年2回の講演と隔月でエネルギーの発生源など現地見学をしています。一連の勉強会から見えてくるのは、日本のエネルギー資源のほとんどを外国に頼っているという危うさです。富山の電力は水力発電が主と思いがちですが、現実は北陸電力の総発電量の2割程度に過ぎません。原子力、石炭火力が主になっています。

新エネルギー
議題になったのは、省エネ対策をふくめた新エネルギー源の開発です。脱石油は国策であり、天然ガスへの転換をはじめ、太陽光、風力、バイオマスなどの活用を国は奨励しています。また軽油の代替としてバイオ・ディーゼル燃料(BDF)の公用車使用は、資源循環型社会の一環として現実化してきました。これらの流れは大きな目でみれば、化石燃料の二酸化炭素発生を抑制しながら地球の環境悪化をどう防ぐかの動きといえます。

原子力発電の見解
問題はクリーンなエネルギーでありながら、現状で制御と管理に問題が残る原子力発電の扱いです。結論からいえば、産業の総合力からいっても原子力を安全に管理する技術開発は、わが国に課せられた使命であると思います。これは項をあらためて論ずるつもりです。

立山黒部ルートの問題点
前述の現地見学(写真)では黒四ダム、黒四発電所、高熱隧道、トロッコ電車終点の欅平から宇奈月へでました。それぞれの時代の要請とはいえ、類を見ない深山をよくぞ繰り貫いたものです。けれどもダムから欅平まで、ほとんどがトンネルであり峡谷を望めるのは、たった3ヶ所に過ぎません。しかも晴天で眺望を楽しめるのは、年間3〜5%といわれます。幸い私たちは、そのチャンスに恵まれ一同感激しましたが、渓谷美探訪の問題点です。

多彩な水辺の活用
今議会では合併で市域が広がり、河川のいろんな魅力と活用が提言されました。釣りにしても海釣りは勿論のこと、都心での鮎友釣り、車で小1時間の渓谷釣りなど新しい富山の観光資源になり、大切にして売りこみたいものです。駅北の富岩運河では、10月の初旬から遊覧船の運航が試みられます。ライトレールと循環することで話題を呼びそうです。
公共交通によるまちづくり、水辺の活用は特色ある観光視点になりうると確信しています。

投稿者 松本弘行 : 2006年09月15日 08:41