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3月議会の代表質問

2月末は、3月議会の代表質問の原稿づくりに追われて、レポートが遅れました。
1時間分の質問原稿を書くのは結構気骨の折れる仕事ですが、日頃のレポートのまとめなのでそれほど苦にはなりません。
今回もっとも手こずったのは、農業問題です。筆が進まず後まわしにして書き終ったら、とっくに午前様になっていました。自分で野良仕事の経験がないから、自信をもって書けないのです。

大転換を迫られる農業

農業政策が1年後の19年には、大転換します。食料も商品とみなし、国際価格に対抗できるように生産、流通もふくめて全面的に見直そうというものです。これは農業も大規模、集約化して能率を図れというサインです。資格づけし、個人では4町以上、ひとつの村が共同する団体(集落営農)では20町以上の田畑を経営しなければなりません。       

それにしても、今までの保護政策から一挙に自立経営農業ですから、うまく乗り切れるか、他人ごとながら心配です。国の指示は、ヤル気のある農業者にだけ支援しよう、しかもコメだけに頼るナという厳しいものです。米作だよりで、サラリーマン農家が多い富山では、ウス着のまま吹雪のなかに放り出されるようなものです。しかし、大半のお百姓さんは、ピンときていないと思われます。

生産者から経営者へ

簡単に経営者になれといっても、作るだけであとは農協任せだった農家には、なかなか実感できるものではありません。経営とは常に全般に目を配り競争に勝ち抜くセンスです。

商人は毎日が競争ですが、お百姓には土地があり、最小限は食べていけるという自覚がある限り結果は明らかです。

それでは今回の政策は失敗に終わるかとなれば、そうとは思いません。エネルギー同様に食料問題は、大部分を国外に頼っているだけに、国の存亡にかかわる国家戦略なのです。先進国並みに自給率を高めることは、いつかは必要だったのです。

新農業の行方

農家にヤル気をおこさせ、経営自覚を植えつけることには、かなりの効果があります。が、小規模農家の落ちこぼれだけでなく、平地にくらべ不利な条件の山間地農業に決定的な影響を与えかねないことが問題です。山間地の放棄は治山治水、さらには環境保全につながる由々しい問題です。わが国の山野は、まさに廃れようとしています。

都市住民の理解

農村の現状は多様ですが、農業はできるだけ耕作に有利なところに集約し、効率を高めなければなりません。かたや山間地の放置される田畑、山林の維持管理には、公費による支援が避けられず、都市住民も生活を守る環境保全のコストとして理解をする必要があります。日が経つにつれ、じわじわと広い観点から合併の意義が問われてきます。

富山ライトレールへの期待

2月末でJR富山港線が82年の歴史を閉じました。変わって4月末に路面電車化し富山ライトレールとしてスタートします。新設なら建設費1Kmあたり10億円、新車両込みで100億円事業ですが、既設レールの使用や各種の補助金など差し引けば、市費の持ち出しは実質16億円とみられます。今回の私の質問でこの事業の財源が明らかにされます。毀誉褒貶ありますが、新しい視点の先駆的なまちづくりに大きな期待をしています。

投稿者 松本弘行 : 2006年03月03日 22:51