運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

3月議会に向けて

富山市は昨年の合併以来、はじめて本格的な予算編成に取り組んでいます。昨年は合併直後であり、新市長の政策をもりこむ時間的な余裕がなく、旧市町村の寄せ集め予算でした。その意味で3月議会は、新年度の骨格を示す当初予算案審議であり、議員にとって国も地方も首長の政策意図をただす機会として、最も力が入ります。今回は、市議会最大会派の幹事長として、私が代表質問をいたします。

■議会の変化

合併後、保守系議員は大同団結し、自民党として会派を結成しました。以来、会派の政調会では、部会別の政策勉強会を議会中以外は毎週つづけています。講師は、県の担当者や大学、民間からも招いて外部から市政を見る目を大切にしています。

それらを踏まえて、予算編成の前に会派要望として市長へ申し入れをしていますが、今回は編成時にも、あえて会派三役と市長・助役と意見交換をしました。広域化した市民の要望に即応したいと考えたからです。

■合併の一体感

合併が結果としてよかった、という状況になることを目標にしていても、現実は簡単なものではありません。住民のなかにも、とくに旧市以外の合併区にこれからの不安視があるでしょうし、選出された議員にも当然反映されます。しばらくは議会の内も過渡期であり、高所からの視点で一体感の醸成に努力してまいります。

■合併と行政のリストラ

くり返し述べてきましたが、合併は国も地方も底なしの借金のなかで、広域化しムダを排して財政の効率化を図ろうという、いわば自治体のリストラなのです。リストラとは行政の仕組み全体の見直し(行政改革)であり、単に職員削減だけが目的ではありません。けれども合併によって行革をすれば職員はダブついてきます。

市長は昨年、年度末には職員適正規模計画をはっきりさせると明言しています。合併の効果として行政サービスの行方とともに市民が注目する最大の関心事です。

■中心と全体

もののすべてに中心の役割りがあって全体が保たれるように、都市にも中心がなければ求心力が失われます。富山市は市域が広がっただけに、中心の存在感が以前に増して重要視されてきました。県都42万人という県人口3分の1の重みと、見えてきた北陸新幹線の開通や著しい高齢化が背景にあります。富山駅を高架にして南北を一体にする事業は、県都の大改造としてすでに進められています。

ひとが居なくなった富山市の中心にひとを呼びこもう。この事業の柱は公共交通の再生を軸として中心地の居住性を高め、歩いて暮らせるまちづくりを展開しようとするものです。開業ま近い富山ライトレールはその始まりであり、市電の環状線化やJR高山線の短縮運行実験、停留所を始点とするフィーダーバスに加えて地鉄上滝線への市電乗り入れ、など活性化へのメニューが多彩です。これは旧町村のコンパクトなまちづくりへの布石です。

それに対して市民に期待はあっても、クルマ時代に逆行している、なぜ旧富山市の北にだけ投資を、赤字に税金を使うな、と不安感があるのも事実です。ライトレール開業を目前にして公共交通によるまちづくりは、今議会の焦点になってきました。

中心問題を意識しながら、新富山市を総合的に見渡してどのように予算配分するかは、今後の市勢におおきく関わります。市長の識見を問うべく質問原稿をまとめています。

□傍聴ご希望の方は富山市議会のサイトで日程をご確認ください。
http://www.city.toyama.toyama.jp/gikai/info/index.html

投稿者 松本弘行 : 2006年02月12日 11:17