運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

師走---平成17年をふり返って

20年ぶりの大雪のまま大晦日(おおみそか)を迎えそうです。私にとって平成17年はどんな印象の年なのか、大ざっぱに政治と社会、地域に分けてふり返ってみます。

● 小気味よい小泉改革
・合併富山市 ・議員減らし選挙 ・小泉流改革
なかでも、今後のやり方の是非は別にして、改革に向かう小泉首相の決然とした選挙姿勢には敬服。同じ改革で苦しんだ中曽根さんに比べて実にドライ。思い切って仕組みを変えるときは、まわりを気にしない超変人でなければ進まないのかもしれません。
中央での荒療治が地方にも。昨年誕生した石井知事、新富山市の森市長しかり。国と違い地方のトップの権限は段違い。時代の要請でやる気のある人を得て見直しが進みます。
どの自治体も財政難で四苦八苦。問題は行革で小さな行政体を目指し、どのように効率よく予算配分するか、なかでも人件費(職員)削減が勝負です。市は行革大綱を年度末までにまとめ、数値目標を盛り込むとしています。合併の真価が問われます。
富山市は合併で議員が大幅削減。自らの首切りを自ら決めなければならないので難航しました。定数減らしの流れは、いよいよ県議会から国会へも。まず県議会が注目の的。

● 目を疑う社会の風潮
・アネハ騒動 ・小女児事件 ・エネルギー問題
世の中の見えないところで大きな変化が起こっています。姉歯元建築士の最初のテレビ映像はどうみても「私だけじゃない」の表情。安かろう、速かろうがはびこっています。
女児殺害にいたっては、モラルの荒廃と性風俗を煽るメディアも含めて、カネがカタキ、自己チューの風潮を改める大手術をしなければ、日本の明日がありません。
中東の戦乱と大国の思惑で原油価格が急騰。家計に深刻な影響が出始めました。地球環境とエネルギーが新年の焦点になります。二年間の地域活動テーマをいま企画中です。

● 明るい兆し
・ライトレール ・富岩運河 ・特色ある教育
暗い話題のなかでも、明日に向かって夢の動きがあり救われます。
富山ライトレールが来年4月の開業に向けて目下工事が急ピッチ。単に北部の活性化だけでなく、市電とつなぎ海から山へ、将来はJRへ乗り入れて富山市だけでなく県内外までも、という遠大な計画です。その中心プロジェクトは全国から熱い注目を浴びています。
ライトレールの沿線にそって国内最長の富岩運河があります。汚泥対策や重文の中島閘門周辺と下流の未整備など課題がありますが、とりあえず来年度で小運河周辺の工事完成の見込みがつきました。ライトレール開業と相まって運河を今後どう活かすか。1月21日、とやま自遊館で「運河活用のフォーラム」を開催、司会を不肖私がつとめます。
先ほど地域の人たちと大山地区の学校群を見学。なかでも富山国際職芸学院で1時間あまり、実学の現場を稲葉実理事長から丁寧な説明を受けました。見晴らしのよい熊野川段丘の一帯には、他に国際・地域交流を軸にした富山国際大学、超エリート教育をめざす中高一貫校の片山学園があります。わが国の国際化や科学教育強化の方向から、両校には頑張ってもらわなければなりません。けれども、地道に根気よく大工、指物、庭というものづくりの基本を若者に伝えようという、稲葉さんの熱い思いに一同は感銘を受けました。

寒いさ中でも木の芽に春の気配が感じられます。どうぞよい年をお迎え下さい。

投稿者 松本弘行 : 2005年12月22日 20:50