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弥陀ヶ原サミット参加報告書

弥陀ヶ原サミットは、7年前に行政とマスコミ、経済界が下界を離れて立山・黒部を中心に富山県全体の観光振興を本音で語り合うという趣旨で始まったもの。市議会観光振興議連には結成時(平13)の3回目から招請があり、毎回2〜3名参加している。

場所 : 弥陀ヶ原ホテル
日程 : 10/7 大山総合行政センター(出発式)—室堂(佐々成政パレード)—弥陀ヶ原ホテル(サミット会場)
   : 10/8 黒四ダム(成政パレード)—大町市駅前(歓迎式)—西正院大姥堂—
        中央通り・総曲輪通り(成政パレード)
主催 : 富山商工会議所/観光・コンベンション委員会
参加 : 22名 (内市議会観光振興議員連盟 松本弘行 高森寛)

 
● サミットの趣旨
弥陀ヶ原サミットは、7年前に行政とマスコミ、経済界が下界を離れて立山・黒部を中心に富山県全体の観光振興を本音で語り合うという趣旨で始まったもの。市議会観光振興議連には結成時(平13)の3回目から招請があり、毎回2〜3名参加している。

● 佐々成政イベント
昨年度のサミットは、大町市商工会議所から講師を招き「成政のさらさら越え」がテーマ。今年度は旧大山町の成政まつりを大町市の同種イベントと連携し、成政の立山越え伝説を大々的にPRしようとするもの。総勢20余名が時代衣装を着け、室堂、黒四ダム、大町駅前、富山市中心商店街でパレードや鉄砲隊の3段撃ちが行われた。


● 今年度サミットのテーマ「富山県の観光戦略」
講師は県商工労働部長藤木俊光氏。全般は富山県の観光振興について概略説明があり、後半は私見と断って、今後の観光戦略としてストリー性の重視、ナンバー1、オンリーワンのPR、自然観光につきモノの天気頼みから冬の観光、雨の観光への発想転換など鋭い指摘があった。なかでも魅力ある観光ルートづくりとして、単に優れた景観として自然を見るのではなく「神秘の海」「信仰の山」「恵みの川」として捉え、伝統文化・芸能、産業史を織り込んだ歴史、文化に裏打ちされたストリーづくりが必要との指摘は、今後の観光を考える上で示唆するものが多かった。
質疑応答も活発な意見や提言が続出し、第二部は出席者全員からテーマに沿った具体的な提案や県、市の観光行政への要望が出された。

● まとめ
講師の「ちょっと1時間、ほんの半日観光」の勧めや、公共交通網整備、県(市)民の足もとを知る努力や観光マインドの醸成など、県都「まちなか観光」の基本的な指摘があり、何年かの富山暮らしの実感からと思って聞くとこの4月に赴任したばかりとのこと。その慧眼に驚くとともに、遅れていた県の観光行政への本腰ぶりが窺われて頼もしく感じられた。一連の成政イベントは、大山町地区や大町市民の認知はあっても、全国から集まる立山の観光客には「ナリマサって誰?」知名度はゼロに近かった。それに比べ、成政一行が山越えの安全祈願のため芦峅から運んだと伝えられる大町市野口大出の姥像を、今も大事に祭る村人の温かい歓迎振りには参加者一同感銘を受ける。心のこもったもてなしは、観光の原点であることを改めて教えられた。

投稿者 松本弘行 : 2005年10月07日 20:45