運河の水辺空間とLRTを活かしたまちづくりに取り組む富山市議会議員・松本弘行のWEBサイト

市議会観光振興議員連盟の視察報告

私は富山市議会の観光振興議員連盟の会長を務めています。
観光=物見遊山と受け取られがちですが、地域の魅力を引き出し交流を活発にして新らたな行政需要を引き出すことが少子化現象の課題と思われます。万博と中部国際空港の視察はまたとない機会ですので準備不足ながら強行いたしました。その報告書です。

【17年度富山市議会観光振興議員連盟視察報告書】
日時   17年8月9日〜10日
参加者  15名
視察地  愛・地球博とセントレア
観点   観光(開発)と環境(保全)の調和をさぐる

【視察内容】
■ 愛・地球博
マンモスラボを全員で見て、残り3時間余を各自由。平均3〜4館入る。各自、限られた館しか見られなかったが、それぞれに工夫が凝らしてあり見甲斐があったとの感想あり。会場は思ったほど大規模でなく、サブの瀬戸会場も最小限のパビリオンで環境保護の考えに沿うものであった。案内板、スタッフの接客など入場者対応は行き届いていた。
注目のNEDO(新エネルギー)館は予約で満杯。各館のエネルギー対策、閉会後の機材の撤収と活用、ゴミ・汚水処理など省エネとリサイクルの考え方は今後の万博のサンプル。

■ 中部国際空港(セントレア)
今回の目的地。環境に配慮するなど最新の技術を駆使した話題のハブ空港島。バスによる島内施設と空港内の説明をうける環境コースツアーを利用(所要1時間30分)。
空港のコンセプト 1)人にやさしい 2)分かりやすい 3)ユニバーサルデザイン

・環境対策
熱電供給(コージェネ)システムのプラントや廃熱有効利用の状況、太陽光発電パネル(1、440枚で発電=年原油ドラム缶320本分に相当)、光触媒ガラスの採用によるガラス清掃の節約、使用水をすべて処理(中水)して雨水とともにトイレ用に、自然採光による照明費の節約、人造島として海水の流れへの配慮、海域生物への対策などの説明あり。
・ユニバーサルデザイン
エントランスは日本的色調とアート作品の展示、駐車場から館内はゆるいスロープで段差なし。フラットなエスカレーター、トイレとエレベーター内、自動販売機も車椅子対応、国内線と国外線の分かりやすい連絡、シンプルな案内板とごみ箱、館内に自然木の植生等。
・4階スカイタウン
イベント広場をはさんで異国調のレンガ通りと和調のちょうちん横丁にわけ飲食と物販店、風呂やまでが揃い混雑。入館者一日平均6〜7万人。

【まとめ】
参加者全員に感想と提言をきく。
総じて、両施設の環境対応やコージェネへの取り組み、ユニバーサルデザインの評価が高かった。本来、観光と環境は開発と保全という意味で対立するが、これからのイベント施設の企画には参考になることが多いと思われる。特に新空港の建設理念はこれからのまちづくりそのものという指摘も。開通が近い東海北陸高速道経由のバス視察だっただけに、中京地区との近さは、呉西・氷見・能登直行イメージにつながり富山高山高規格道路の早期建設が話題になった。市域が広がった過疎地の教育施設の有効活用や特色のある企画で大都会の子どもと大人を呼び込む工夫や、国外、国内線の連絡よさが評判の空港へは富山空港との空路開設の必要性も。今回の視察は環境配慮をとりいれたさまざまな施設に直接ふれるいい機会であったという感想は、全員に共通していた。

投稿者 松本弘行 : 2005年08月14日 20:40